起業したばかりでもビジネスローンを利用することは出来るのか?
2020.12.14
- 資金調達
目次
起業したばかりの時に役立つのがビジネスローン
起業したばかりの時期は何かと資金が必要になります。そんなときに役に立つのがビジネスローンです。
しかし、ビジネスローンは起業したばかりでは審査に通りにくく、場合によっては借りられないということもあります。起業したてでもビジネスローンを借りるためには、借りやすくするためのポイントを抑えておく、またビジネスローンの種類を把握して適切なものを選ぶことが大切です。今後ビジネスローンを利用する見込みがあるという場合は、ぜひ参考にしてみてください。
起業したばかりの人が資金を借りるための5つのポイント
起業したばかりの人がビジネスローンで資金を借りるためには、いきなり申し込むのではなく、審査に通りやすくなるコツを把握しておく必要があります。起業したてでは借りにくいと言われているビジネスローンですが、どのようなポイントに注目すれば審査に通りやすくなるのでしょうか。
そのポイントを5つご紹介いたします。
①必要な書類を事前に揃えておく
ビジネスローンを借りるには、さまざまな書類が必要です。
せっかく来店したのに必要書類が欠けていては、二度手間になってしまいます。
少しでも早くビジネスローンを借りたいという方は、事前に必要書類をすべて揃えておくようにしましょう。
本人確認書類、所得証明書、事業状況の確認書類など、金融機関によって必要な書類が違いますので事前の確認は大切です。また、まだ起業したばかりで事業状況の確認書類が用意できないという場合は事業計画書、収支計画書などが必要になります。
②インターネットで申し込む
ビジネスローンの申し込み方法は店頭、郵送、電話、FAXといったさまざまな方法がありますが、中でもおすすめなのがインターネットによる申し込みです。画面上のテンプレートに必要事項を記入していくだけで済みますし、必要書類もアップロードして送信するだけです。
24時間365日いつでも申し込むことができ、スピーディーな借入先なら1時間程度で審査が完了します。少しでも早くビジネスローンを借りたいという起業したての方には大変便利なサービスです。
③税金の支払いやローンの支払いを済ませておく
未納の税金やローンが残っている場合は、ビジネスローンの申請をする前に返済しておくとより審査に通りやすくなります。
ビジネスローンの中には納税証明書が不要な場合や、税金の未納・滞納があっても審査に通る場合もあります。
しかしすべての金融機関がそうであるとは言い切れず、とくに起業したての場合はより厳しくチェックされる可能性が高いので、これらの不安要素は取り除いていきましょう。
④起業したてでも借りやすいビジネスローンを選ぶ
比較的審査に通りやすいと言われているビジネスローンでも、必ずしも審査に通るわけではありません。ネットの口コミやホームページの宣伝に惑わされずに、起業したてでもビジネスローンを利用しやすいのかを確認しておきましょう。業歴が2年以上あることが条件、決算2期を終えていることが条件など、ビジネスローンの中にも最低条件がいくつかあります。これらの条件をよく確認し、申し込みが可能かどうか検討しましょう。
⑤審査に落ちたときのための準備をしておく
ビジネスローンの申し込みは必ず審査に通るというわけではなく、とくに起業したばかりの場合は落ちる可能性も考えておかなければなりません。
万が一ビジネスローンの審査に落ちた場合のことを考えて、次に資金を借りるための準備をしておきましょう。銀行系がだめなら貸金業者、低金利のところがだめなら高金利の業者、さらに投資家、ビジネスパートナーを探すなど、ひとつのビジネスローンの審査に落ちてもお金を借りる方法はたくさんあります。
ビジネスローン2種類のメリット・デメリットを解説
ビジネスローンは、ノンバンク系、銀行系といった2種類がメインとなっています。
それぞれの特徴、メリット、デメリットについてチェックしていきましょう。
■ ノンバンク系は金利が高いが起業したての場合におすすめ
ノンバンク系とは、消費者金融などが行っているビジネスローン全般のことです。
とにかくすぐにお金を借りたいという方にメリットがたくさんあるため、起業したばかり、または起業を考えている方にとっては大変便利なローンです。
ノンバンク系のビジネスローンのメリット、デメリットを見ていきましょう。
・ノンバンク系のメリットはスピーディーに借りられること
ノンバンク系のビジネスローンの最大のメリットは申し込みから融資までのスピードが早いという点です。また、起業したばかりの場合、銀行ではビジネスローンは借りにくいといわれていますが、ノンバンク系のビジネスローンなら審査に柔軟性があり、比較的借りやすいです。
多くのビジネスローンは店舗での面談がありますが、ノンバンク系のビジネスローンの場合は来店不要でインターネットや電話のやり取りで審査が完了するケースもあります。スピーディーに手間をかけずにお金を借りたいという場合に、ノンバンク系はおすすめです。
・ノンバンク系のデメリットは金利が高いこと
ノンバンク系のビジネスローンは金利が高いというデメリットがあります。
しかし、低金利の銀行系からビジネスローンを借りられないという場合は金利が高くても借りられるノンバンク系は魅力的です。
■ 低金利で大きな金額を借りられる銀行系は起業してすぐは不向き
銀行系のビジネスローンは、低金利で大きな金額を借りられるというメリットがあります。
しかし起業したての方は審査が通りにくいというデメリットがあるため、利用の際は慎重に内容を確認しましょう。
・銀行系のメリットは金利が低いこと
銀行系のビジネスローンの最大のメリットは金利が低いという点です。融資の限度額も大きく、起業するにあたっては大変魅力的です。返済期間が長いケースも多いので、長期的に計画を立てて返済していける可能性がある場合にはおすすめです。
・銀行系のデメリットは起業したばかりでは借りにくいこと
銀行系のビジネスローンの審査は非常に厳しく、長く経営を続けてきた企業でも審査に落ちることはよくあります。起業したての不安定な状況では、ますます審査に通りにくくなると言えるでしょう。また、審査から融資までの期間が長いので、すぐにお金を借りたいという場合にも不向きです。
ビジネスローンは起業したばかりでも借りられる!
ビジネスローンの審査に通りやすくなるポイント、ビジネスローンの種類とそのメリット、デメリットについてご紹介いたしました。
起業したばかりの場合、ビジネスローンは借りにくいと言われていますが、きちんとポイントを押さえて借入先を選べば借りられないということはありません。
事前にしっかり準備をして、ビジネスローンの審査に備えておきましょう。
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